ポケモンずかん「コイル・レアコイル・ジバコイル」

でんじはを出して反重力(はんじゅうりょく)でういてる、じしゃくポケモン。ジバコイルまで進化すると、じばポケモンとよばれる。全国ずかんNo.081～082・462。

金銀からは「はがね」タイプがくわわり、ほかのでんきタイプのポケモンとは一線をひいた。ただし、ういてるくせに、じめんタイプのこうげきにはさらによわくなったので、ひこうタイプや、ふゆうとくせいのポケモンなどをひかえに入れて、うまく相手の技をよんでいきたいところ。

コイル

でんきがあると、ふらふらとよっていってしまう、体質(たいしつ)のようで、ほかの動物(どうぶつ)のようなポケモンたちとは、コミュニケーションの取り方がだいぶちがいそう。左右のユニットから強い電気が出ると、コイルの体が強いじしゃくになる。

体の中に、かなりのでんきをためておくことができるらしい。かみなりなどを使って最大までためると、コイル１０ひきで、ひとつの町の電力をまかなえるくらいになるようだ。

赤緑時代は、ぼうけんのさいしょのほうでは、コイルの「ソニックブーム」にヒヤヒヤしたひとも多いはず。野生のコイルは、たま～に「メタルコート」を持っている。

金銀までのリトルカップでは唯一(ゆいいつ)のはがねタイプで、その打たれづよを生かせばかなりの活躍(かつやく)が期待(きたい)できる。

いちおう、３ひきくっつくとレアコイルになるはずだけど、ゲーム中ではレベル３０でレアコイルに進化する。

●（ルビー・サファイアでは）「きんぞくおん（とくぼう↓↓）」使えることを確認しました。-そらいろ隠隠

コイルのせいそくち

３８～３９・１０～１１番道路・無人発電所（赤緑青ピカチュウバージョンのみ）などにせいそく。

ポケモンスナップでのコイル

ポケモンスナップでは、トンネルコースの最後にコイルが３ひき出てくる。ただし、「でんじは」をだしているためか、ふつうにカメラでうつすと白っぽくなっちゃって、ちゃんとうつらない。

ポケモンフードでおびきよせると、３つがくっついてレアコイルになるけど、このコイルがくっついてレアコイルになるまでの間、他では見られない、２ひきのコイルだけがくっついて、レアコイルになろうとしてる状態(じょうたい)も見られる。

ピカチュウげんきでちゅうでのコイル

「ピカチュウげんきでちゅう」では、アカネの森で食材(しょくざい)をはこんでくれるほか、アカネのつりばでもふわふわういてたりする。

ポケモンカードでのコイル

ポケモンカードでは、「たいあたり」「でんきショック」「でんじは」「じばく」といった基本的(きほんてき)な技のほか、コイル・レアコイルの数が多いほど強力になる「ちょくれつじりょく」や、あわせて使いたいコイルをふやす特殊能力「マグネット」、ベンチをねらえる「ちょうでんどう」、ちょうおんぱににてる「こんらんでんぱ」、エネルギーカードをトラッシュできる「はかいでんぱ」などを使える。

レアコイル

コイルが３ひきくっついた、めずらしいコイル。でも、太陽の黒点(こくてん)が多いときには、たくさんあらわれる。

３ひきは、じっさいにはりついてるワケじゃなくって、おたがいをひきあってるだけみたい。ポケモンスタジアムなどでは、技によってフォーメーションを変えたりするのがおもしろい。

複数(すくすう)のコイルが連結(れんけつ)したことによって、電圧(でんあつ)や磁力(じりょく)線も強力になったけど、その強力な磁力線を使って、パソコンのデータを破壊(はかい)する事件(じけん)がおこったこともあった。

クリスタルバージョンから、おぼえる技が「スピードスター」から「トライアタック」に変わった。威力(いりょく)もなかなかで、いままでできなかった「やけど」や「こおりづけ」の可能性(かのうせい)もあるので、一発逆転(いっぱつぎゃくてん)もねらえる。

特殊(とくしゅ)な磁場(じば)があるところでレベルアップすると、ジバコイルに進化することがあるみたい。現在わかっているのは、シンオウ地方のテンガン山。

ポケモンスナップでのレアコイル

ポケモンスナップでは、トンネルコースの最後にコイルが３ひきがくっついてレアコイルになる。

コイルくん	レアコイル　Ｌｖ51
ＨＰ	147	トレーナー：ブランさん
こうげき	102	１０まんボルト
ぼうぎょ	140	かげぶんしん
すばやさ	108	でんじは
とくしゅ	165	かみなり

レアコイルをうつす時は、アップでバランスよくおさめようとすると、３ひきの中心に空間があるせいか、なぜかオーキドはかせに「まん中にうつってない」と言われちゃうことがあるので注意。少しななめにかまえて、手前のコイルがまん中に入った状態(じょうたい)でシャッターをきればだいじょうぶ。

ポケモンカードでのレアコイル

ポケモンカードでは、「ソニックブーム」「でんじは」「じばく」のほか、エネルギーをトラッシュできる「マイクロウェーブ」や、エネルギーをつけかえる「じりょくせん」、強力だけど自分もダメージをうけるかもしれない「メガショック」、エネルギーを集める「エナジーチャージ」などが使える。カードだとなぜかビリリダマ・マルマインよりも「じばく」しやすかったりする。

ジバコイル

じばポケモン。全国ずかんNo.462。真ん中のコイルが横にのびて、UFOのようなスタイルになる。ジバコイルまで進化すると、３つのコイルは、完全にくっつくみたい。

ジバコイルに進化すると、ただでさえかなり高かった「とくこう」は全ポケモンでもトップクラスにまでなる。まもりの面でもずいぶんと打たれ強くなるけど、「すばやさ」は下がるので、注意して戦いたい。ひくくなる「すばやさ」を逆手にとって、「トリックルーム」を使えるポケモンと合わせるのおもしろい。

●とくこうがとても高いので「ほうでん」等とくしゅ技を覚える事をオススメします。はがねタイプらしくぼうぎょも高いです。でんじふゆうのおかげでじめんとも戦えるようになったところはグッドです。ただでんきタイプにしてはわりかし遅いので「でんじは」も覚えているといいかもです。-玲実

イラスト：BOYSさん
（●サンダー）

■コイル→■レアコイル
HP	25→50
こうげき	35→60
ぼうぎょ	70→95
すばやさ	45→70
とくしゅ	95→120

イラスト：めぐみさん

コイル・レアコイル・ジバコイルのとくせい「じりょく」「がんじょう」

「じりょく」の場合、はがねタイプのポケモンが逃げられなくなる。相手がエアームドやドータクンの時に出せば、かなり有利になりそう。「こだわりスカーフ」などを持って「コメットパンチ」を乱打しはじめたメタグロスあたりに出してあげるのもおもしろい。エメラルドからは、フィールドではがねタイプの野生ポケモンが出やすくなるという効果もある。

「がんじょう」の場合、いちげきひっさつがきかない。コンピュータ相手だと、もともとほとんどチェンジしてこないので、バトルタワー向きに育てるなら、安定性の高いこっちがオススメ。フリーザー相手にも、安心して出せる。

コイル・レアコイル・ジバコイルが覚える技

ダイヤモンド・パールでのコイルは、レベルアップで技を覚えるタイミングがかなり不規則になった。また、レアコイルからジバコイルへ進化しても、レベルアップで覚える技には変わりがないけど、「ミラーコート」と「バリアー」を思い出せるようになる。そのかわり「トライアタック」は思い出せなくなるので、必要なら、覚えてから進化するようにしよう。

ちなみに、コイル進化系の場合「あまごい」→「かみなり」が必中になるので、あんまり使いどころはないけど、「スピードスター」がほしい場合は、GBAで覚えさせる必要がある。

ダイヤモンド・パールから、最大の弱点じめんタイプを一時的に無効化できる「でんじふゆう」や、「バリアー」＆「ミラーコート」を使えるようになり、守りの面がグンとパワーアップした。

ただし、コイル進化系はすばやさがひくいので、じめんタイプの相手と向き合ってから「でんじふゆう」してては間にあわないことも多い。じめんタイプのポケモンへの対抗策があるなら、チェンジを読んで先に使っておけば安心。

また、ほのおタイプの弱点は「あまごい」で打ち消すことができる。そして、そのまま必中「かみなり」にもってけるのも大きなポイント。相手がじめんタイプやほのおタイプを出しづらい「あまごい」パーティに入れるのも面白い。ただし、みずタイプの技をまともに受けると、けっこういたいので注意しよう。

ダイヤモンド・パールから、「トライアタック」がとくしゅ技になり、はがねタイプの攻撃技も覚えるようになって、少し攻撃の幅が広がった。

ただ、「ミラーショット」の追加効果「相手の命中を下げる」はおいしいものの、威力65・命中85と、メインの攻撃技にするには、ちょっと物足りなく、「ミラーコート」との相性もよくない。また、「マグネットボム」と「ジャイロボール」は、ぶつりこうげき技なので、コイルの進化系が使っても、それほど大きなダメージにはならない。

ほかのタイプのこうげき技がほしければ、「めざめるパワー」にかけるしかない。じめんタイプに対抗できる「みず」「こおり」「くさ」タイプや、でんきタイプ同士のバトルに有利な「じめん」あたりなら、覚えておいてソンはない。


コイル	レアコイル	コイル	レアコイル	ジバコイル
ミラーコート	×	×	△
バリアー	×	×	△
トライアタック	×	△	×	△	×
きんぞくおん	○	△	○	△
たいあたり	○	△	○	△
でんきショック	Lv6	△	Lv6	△
ちょうおんぱ	Lv11	△	Lv11	△
ソニックブーム	Lv16	△	Lv14	△
でんじは	Lv21	△	Lv17	△
スパーク	Lv26	△	Lv22	△
ロックオン	Lv32	Lv35	Lv27	△
マグネットボム	×	Lv30	Lv30
スピードスター	Lv38	×	×
いやなおと	Lv44	Lv53	Lv33	Lv34
ほうでん	×	Lv38	Lv40
ミラーショット	×	Lv43	Lv46
でんじふゆう	×	Lv46	Lv50
ジャイロボール	×	Lv49	Lv54
でんじほう	Lv50	Lv62	Lv54	Lv60

こうげきはそれほど高くないけど、こうげきが高くなる性格を生かしたいのなら、一発逆転「だいばくはつ」を覚えさせるのがいいかも。逆に、長期戦むけにするなら「ねむる」「ねごと」あたりを覚えさせると、やっかいな「さいみんじゅつ」使いのメガヤンマ・クロバット・ドータクンあたりにも、安心して出せる。ただし、「ねごと」は貴重な技マシンなので、タマゴで他に技のひきつぎができないコイル進化系に使うのであれば、覚悟がいる。

ほか、レベルアップでも、ひくい「すばやさ」をおぎなえる「でんじは」や、ハピナスなどの「とくぼう」が高い相手ともやりあえるようになる「きんぞくおん」など、有効な技が多いので、どの技にしぼるのか迷う。

コイル・レアコイルがうけるダメージ

金銀から、はがねタイプがついかされた、めずらしいポケモン。じめんは「でんじふゆう」で「きかない」に、ほのおは「あまごい」で「ふつう」にすることができるので、弱点はふせぎやすい。

	とてもよわい (4倍)	よわい (2倍)	ふつう	つよい (半分)	とてもつよい (1/4)	きかない
コイルレアコイルジバコイルでんき+ はがね	じめん	かくとうほのお	みず		ひこう・はがね	どく